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大学院生の日記
by eroyama-blog
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ローレライをみて・・・邦画の未来は・・・・・

ローレライを鑑賞しました。

映画であるから、登場人物の詳細などをチマチマ提示する必要はないと思うが、それに依存する描写や、その匂いを感じさせるモノとか、言動が足りない気がした。

キャストも皆、無難にこなしている感がしてしまう。

確かに、ベテランである、「役所」はベテランらしい、演技をしているが、どっちかといえば、それしかしていないような演技にも見える。

これは意地悪だな物言いだな。

「柳葉」にしても、「石黒」にしても、役をある程度こなしているとしか、うけとることが出来ない演技であったように思う。

一番残念なのは、若い俳優陣である。「妻夫木」と「佐藤」はやはり、役者としてはまだ経験値が足りないのを露呈させていた。

プロフェッショナルな演技というより、高校の文化祭の出し物の演技に近いものがあると思う。

そんな、演技は、エンタメとしてはいいかもしれない。映画、ローレライでは、戦争はテーマにはならないだろうと思うし。

でも、若い日本の俳優人には、もっと、クリエイティブな姿勢が欲しい所だろう。

ローレライシステムについては、個人的には興味を引いたが・・・・、映画では、ほとんど明かされていない。それは仕方ない。

だが、そのせいか、タイトルにもなった、「ローレライ」にインパクトを与える結果には、ならなかった。

物語のベクトルである、『祖国のための、任務遂行』と『ローレライ』システムの共存は、どちらかというとマッチングしなかった。

それを微かに繋ぐものとしての、香椎演じる、「パウラ」を守るとして、国を守ったという締めくくりではあった。

でもそれは、かなり陳腐。

物語を完結しないでもいい。

それだったら、ローレライの話を掘り下げていくベクトルの方が面白かったんじゃないだろうか??

人物として、もっと、知りたかったのは、浅倉大佐(堤真一)の思想面だろうか。
個人的に、歴史的センスのいる、判断の場面での、役所と、堤とのやり取りは、考えさせられた。

消極的な、対米追従なのか??積極的なのか??

国としての、自己決定の難しさは、これから、考えなければならない。

罪と罰の話「他人を殺すことは、自分を殺すことにもなり、神をも殺すことになる。」

エントロピーとしては、一番、場が安定する方向に進む。

どちらかが、生きるか、都合がいいように、共存する。

ライブドアとフジのようにww。

自分が生きれば、誰かは殺さねばならぬ。

by eroyama-blog | 2005-03-15 11:03
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