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古代ギリシャのアテネに生きたプラトンは次のような話をしていた。
われわれ人間は、世界を構成している本当の実在(イデア)を知らないのだ。 その理由は、人間が生まれたときから、洞窟の中に首枷をはめられて囚われた囚人のような存在だからである。 その首枷をはめられた囚人、つまりは我々は、首を回すことが出来ないので、洞窟の壁しか見ることしか出来ない。 その壁には、人形やらいろいろの事物の影が動いてるのが映っているが、それは、囚人たちの背後に人形やその他のものが動いていて、それが背後の火によって照らされて、その影がうごめいているのである。 生まれたときから洞窟の壁だけを見てきた囚人には、壁に映る影こそがこの世界の実存だと思うのであろう。(なぜなら背後の実際の事物など、一度も見たことがないから)。 しかし、もし囚人の中の誰かが首枷をはずされて、後ろをふりむくことができたとすれば、ほんものの人形と壁の影のどちらを実在だとおもうかは明らかである。(しかし、そのようなことは、囚人にとって苦痛であるだろう・・・とプラトンはいってる。) このように、たとえばなしだが、プラトンは、われわれの住む物質世界は、真の実在であるイデアの世界の影なのだと主張したのである。 これは、唯物的世界論とは違った、イデアの世界があるということを示唆している。 この話は、僕が学んでいる、量子学の世界と関連する。 普通の物理学者はこんなこと考えないらしい。というのは、科学者は唯物論を前提にしているので、このような観念論は考えないのだ。 考えても無駄なのだ。 ただ、ロマンがあると思いませんか? みなさんは、イデアの世界・・・・存在すると思いますか??
by eroyama-blog
| 2005-02-05 00:45
| thinking.
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